【日本|岩手県】仕事と暮らしを守るために 大船渡林野火災支援の現場から

ワールドインピースでは、岩手県大船渡市において林野火災により被害を受けた方々への支援活動を行っている現地団体「大船渡よりそい・みらいネット」と連携し、資金面でのサポートを続けています。

「大船渡よりそい・みらいネット」は、東日本大震災の被災者支援や食料支援を行ってきた県内のNPO法人と弁護士が立ち上げた任意団体です。NPO法人フードバンク岩手、NPO法人きょうせい大船渡、そして岩手弁護士会に所属する弁護士が連携し、住宅再建や住宅ローン、相続、仕事や収入、子どもや家庭の課題など、被災の有無を問わず幅広い生活相談に応じています。大船渡市で2月26日に発生した大規模な山林火災では約2900ヘクタールが焼失し、210棟の建物被害が確認されました。被災者や被災事業者が円滑に生活を再建し、事業を再開できるよう、無料での相談対応を行っています。

現地では毎週金曜日に相談窓口を開設し、悩みや不安を抱えた方々からの声を受け止めています。これまでに約50件の相談が寄せられ、解決に至ったもの、または継続的な支援につながっているものがあります。その実績が行政からも評価され、2025年5月には大船渡市役所内に専用ブースが設置されました。相談の半数は、住宅に直接的な被害はなかったものの倉庫や漁具を焼失し、仕事を続けられず収入が途絶えた方々からのものです。こうした声を岩手県や大船渡市に伝えた結果、住家に被害がなかった方にも支援金が支給される仕組みが新たに整えられました。さらに、仮設住宅への訪問や避難所での説明会も行いながら、現場の声を丁寧に拾い上げており、先月には内閣府からの視察も受け入れています。

みなさまからお寄せいただいたご支援は、現地スタッフが被災者を訪問する際のガソリン代や、相談窓口に来られた方に提供するお茶の購入など、被災者を直接支える活動費として大切に活用されています。ワールドインピースは、今後も現地団体と協力しながら一人ひとりの生活再建に寄り添い、被災地の声を社会へとつなげてまいります。

みなさまの温かいご理解とご協力に、心より感謝申し上げます。