健康と清潔をすべての人に。
医療・衛生支援で未来を守る
世界ではいま、半数の人が十分な医療を受けられていません
2023年では、世界では約45億人(世界人口の約半数)が、必要な基本的保健サービスを十分に受けられていません(WHO)。
こうした状況の背景には、医療施設や人材の不足、貧困や経済的不平等、上下水道などのインフラの未整備、さらに紛争や災害による医療中断があります。
その結果、感染症の拡大や母子保健の遅れ、子どもの健康格差といった深刻な課題が生じています。
私たちにとっての「当たり前」が、世界では当たり前ではありません
病気になれば医療を受け、喉が渇けば水を飲む。蛇口をひねれば安全な水が出る。 私たちにとって当たり前のこの日常は、世界のすべての人にとって当たり前ではありません。
ワールド・イン・ピースの医療・衛生支援

ワールド・イン・ピースは、こうした現状に対応するため、現地の医療支援や衛生改善活動を行っています。
具体的には、医療施設や診療所への支援、医薬品や医療資材の提供、手洗いや衛生習慣の啓発活動などを通じて、誰もが健康で安全に暮らせる環境づくりを進めています。
私たちの取り組みは、子どもから高齢者まで、すべての人々の命と生活を守ることにつながっています。
アフガニスタンにおける医療・衛生支援
長年の紛争や政治的不安定、経済的困難により医療システムが大きな影響を受けています。 国全体の保健医療インフラは十分とは言えず、特に農村部では基本的な医療サービスにアクセスできない人々が多く存在します。
首都カブールまで移動して高額な治療費を支払わなければ医療を受けられない貧困層の女性や子どもも少なくなく、病気を放置するケースが多く見られます。
加えて、衛生状態の悪化、栄養不良、予防接種の不足、医療従事者の不足などが国民の健康に深刻な影響を与えています。 2000年以降、タリバン政権掌握後に国外からの資金援助が減少したこともあり、医薬品や医療資材の不足が続き、現地で活動する支援団体も多くの困難に直面しています。
非常に多くの医療ニーズがある一方で、十分な医療へのアクセスが確保されていないのが現状です。
World in Peace の取り組み
災害時における医療支援
命をつなぐ緊急医療支援
災害発生時には医療施設が被災し、十分な医療が提供できないことがあります。特に発展途上国では、もともとの医療システムが十分に整っていない場合が多く、被災者は迅速な治療を受けられないリスクがあります。ワールド・イン・ピースでは、緊急的な医療診断や医薬品の提供を行い、被災者の命を守る支援を行っています。
栄養支援
アフガニスタンでは、慢性的な栄養失調や医療の不足が社会問題となっています。特に女性や子どもは社会的に弱い立場にあり、外部からの支援が欠かせません。ワールド・イン・ピースでは、現地団体と協力し、栄養価の高いビスケットやビタミン剤、医薬品を届け、健康と尊厳ある生活を守る活動を続けています。


取り組み紹介
海外
アフガニスタン東部地震
LEARN Afghanと協力し、地震で被害を受けた人々に医療的支援を実施
アフガニスタンにおける栄養向上事業
この取り組みは、2023年に副代表の岩城が個人で始めた活動が原点です。ジュエリー販売や日本の伝統工芸「欄間」の体験会などを通じて資金を集め、BP5ビスケットや医薬品をアフガニスタンへ届けました。こうした小さな一歩が、現在のワールド・イン・ピースの医療・衛生支援活動へと発展しています。
