2026年7月8日にフィリピン南部のミンダナオ島沖で発生した地震を受け、ワールド・イン・ピースは、現地で活動するミンダナオ子ども図書館(Mindanao Children’s Library:MCL)と連携し、サランガニ州マラパタンにおいて緊急支援を実施しました。現地のニーズに基づき、食料や衛生・生活関連物資を調達・配布し、被災された方々の生活を支えました。
事業概要
| 活動地域 | フィリピン共和国・サランガニ州マラパタン |
|---|---|
| 活動期間 | 2026年7月8日〜2026年7月29日 |
| 支援分野 | 災害支援 |
| 受益対象者 | 400名 |
| 支出額 | 148,000円 |
災害の背景

2026年7月8日午前7時37分(現地時間)、フィリピン南部のミンダナオ島沖で強い地震が発生しました。災害発生後、被災地域では、避難生活を送る人々の食料や生活必需品の確保が重要な課題となりました。災害時には、食料の確保だけでなく、衛生状態の維持や、雨風・日差しから身を守るための生活環境の整備も欠かせません。また、妊婦の方や障がいのある方、子どもなど、個々の事情に応じた配慮が必要となる場合もあります。
こうした状況を踏まえ、ワールド・イン・ピースは、現地の状況を把握するパートナーとの連携を通じて、必要な物資を届ける緊急支援に取り組みました。支援にあたっては、画一的な物資配布ではなく、現地のニーズに応じた物資の選定と、適切な配布方法を重視しました。
主な支援活動
1. 食料支援:被災した30世帯へのフードパック配布
被災された方々の食料確保を支援するため、妊婦の方や障がいのある方など、特に配慮を必要とする方々を含む30世帯にフードパックを配布しました。
フードパックには、お米、缶詰、ビスケットなどを組み合わせ、被災後の生活に必要な食料を提供しました。災害直後には、日常的な食料の確保が難しくなることもあるため、こうした食品を届けることは、被災世帯の当面の生活を支えるための重要な取り組みです。

2. 衛生・生活関連物資の提供
食料支援に加え、避難生活や日常生活を送るうえで必要となる衛生・生活関連物資も提供しました。
提供した物資は、以下のとおりです。
- 大人用紙おむつ: 日常生活において継続的な支援を必要とする方々の生活を支えるために提供しました。
- 子ども用下着: 子どもたちの生活に必要な衣類を補うために提供しました。
- ブルーシート(ターポリン): 避難生活で使用するテントの雨よけや日よけとして活用できるよう提供しました。
災害時の支援では、食料だけでなく、衛生面や居住環境に関わる物資を確保することも重要です。本事業では、複数の種類の生活関連物資を届けることで、被災された方々が避難生活を送るうえでの負担を軽減できるよう努めました。
3. 現地パートナーとの連携による支援の実施
本事業は、現地で地域住民への支援活動を行うミンダナオ子ども図書館(MCL)との連携によって実施しました。MCLのスタッフが中心となり、必要な物資の調達、パッキング、輸送、配布までの一連の業務を進めました。現地の状況を把握している団体と協力することで、地域のニーズを踏まえながら、実際の配布活動を進めることができました。また、MarKawanoの協力も得て、被災された方々への支援を実施しました。

4. 公平性と適切な配布の確保
支援物資を届ける際には、必要とする方々にできる限り公平に行き渡るよう、配布方法にも配慮しました。
具体的には、避難所ごとに受益者リストを作成し、対象者の名前を確認しながら物資を配布しました。この方法により、誰に物資を届けたかを確認しながら配布を進め、支援の適切な実施に努めました。緊急支援では、限られた物資を必要とする方々へ確実に届けるため、現地の協力体制と配布手順が重要になります。本事業では、現地パートナーの協力のもと、物資を届けるだけでなく、配布の公平性と適切性にも配慮して活動を行いました。
活動の成果
本事業では、現地パートナーとの協力により、被災地域で必要とされる食料や衛生・生活関連物資を届けました。
- 食料の提供: 妊婦の方や障がいのある方などを含む30世帯にフードパックを配布しました。
- 衛生・生活環境の支援: 大人用紙おむつ、子ども用下着、ブルーシートを提供し、避難生活や日常生活を支えるための物資を届けました。
- 配布方法への配慮: 避難所ごとの受益者リストを活用し、名前を確認しながら配布することで、公平かつ適切な物資配布に努めました。
- 現地パートナーとの協働: MCLを中心に、物資の調達から輸送・配布までを現地で実施し、地域の状況を踏まえた支援につなげました。
これらの活動を通じて、食料や生活必需品の提供に加え、現地の実情を理解するパートナーと協力して支援を実施することの重要性を改めて確認しました。

